先日事務所で１人ぽつねんと仕事していると突然イセちゃんがやってきた。しかも５匹。飲み友達のクニさんがシャチョーと約束したからといって、伊豆で釣れた伊勢エビを届けてくれたのだ。巨大クーラーボックスの中でなにやらガサゴソ音がする。「何か入れ物は？」と言われても、カブトムシ５匹とちゃいまっせ、そんなもんあるわきゃない。仕方がないので未整理の資料が入ったプラスチックのケース＠元は工具入れを空け、臨時の水槽と化す。無造作に中身をぶちまけたクニさん、「んじゃ、よろしく」と帰る。後に残ったあたしと５匹のイセちゃん、しばしにらみ合う。度重なる環境の変化にさすがに疲れたものか、なにやらじっと辺りをうかがう様子。瞬きしないツヤ消しブラックのなめかけ仁丹のような目で見つめられると、ぅぐぐ・・・ちと気持ち悪いぞ。と、いきなり

とこいつが跳ねよった！そいつの挙動に我に返ったものか、ヒゲをブンブン振り回す者、ハサミ（もっと大きいのかと思っていたら案外だった）をガチガチいわす者、バシャバシャエビ反りを繰り返す者、やたら元気になりおった。ウエェェェェェェェン(T_T)頼むからだれか帰ってくるまでおとなしくしといてちょーだいっ！ とにかく全員揃い、早速調理に取りかかる。メニュー・レシピはシャチョーの所にあるのでここでは省略するが、とにかく生きのいいイセちゃんに成仏していただくのがあんな大騒ぎになろうとは。。。

いやはや大変である。マンションの１室で包丁振りかざしてワーとかキャーとか叫んでドタバタ走り回っているのだから、誰かに見られたら相当まずいことになったに違いない。